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リクルート流ビッグデータ活用術の全容

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就活・転職の"足跡"データを大量処理して新サービスを提供

 米国ではヒューマンリソースマネジメント(人的資源管理)にビッグデータを活用する取り組み「Big Data for HR」が注目を集め始めているという。企業と学生とのミスマッチや就職活動の長期化などがしばしば課題視される国内では、ビッグデータをどういった方向で活用していく道があるのか。人材採用サービスにおいてビッグデータを活用してきたリクルートキャリアの2人に話を聞いた。

――新卒学生向けの「リクナビ」と転職者向けの「リクナビNEXT」で、積極的にビッグデータを活用していると聞いています。元々どういったビジネス課題を抱えていたのでしょうか。

<b>小川 晋一郎 氏 リクルートキャリア

新卒事業本部 領域企画統括部 カスタマーアクショングループ データアナリスト</b><br />

 2008年4月、リクルートに入社。就職情報サイト「リクナビ」の新規クライアント営業を経て、さまざまな企業が抱える新卒採用課題のコンサルティングに従事。2011年5月にリクナビのカスタマーアクショングループに異動し、データ分析・調査設計を担当。ゼロから独学でビッグデータ解析を学び、学生の嗜好に適した企業を推薦するレコメンドエンジンの開発や、学生と企業のマッチング精度を高めるモデリングの研究を手掛けている。 小川 晋一郎 氏 リクルートキャリア 新卒事業本部 領域企画統括部 カスタマーアクショングループ データアナリスト
 2008年4月、リクルートに入社。就職情報サイト「リクナビ」の新規クライアント営業を経て、さまざまな企業が抱える新卒採用課題のコンサルティングに従事。2011年5月にリクナビのカスタマーアクショングループに異動し、データ分析・調査設計を担当。ゼロから独学でビッグデータ解析を学び、学生の嗜好に適した企業を推薦するレコメンドエンジンの開発や、学生と企業のマッチング精度を高めるモデリングの研究を手掛けている。

小川:特に大きな問題意識を感じていたのは、就職活動の長期化についてです。ご存じのように新卒採用においては、卒業見込みの学生が横一線で就活を始めます。その中には早い段階で企業から内定をもらえる学生がいれば、1社からも内定が出ないまま夏以降も活動を続けなければならない学生もいる。

 就活が長引く原因の1つとして考えられるのが、最初に何となく業界を選んで数社の採用試験を受けたところすべてに落ちてしまい、再び一から業界選びをするという行動を繰り返すことです。会社の内容をほとんど何も知らない。自身がどのような仕事に向いているのかも分からない。企業のことを詳しく知ろうと思ったら、OBやOGを訪問して話を聞くなど方法が限られてくる。

 そんな中で企業探しを始めなければならない就活は、そもそも学生にとって難易度が高い。長期化すれば、なおさら大きな負担になってくるはずです。そうした問題を解決して少しでも学生の負担を軽くするために、リクナビに蓄積してきた大量のデータをもっと効果的に役立てられないだろうか考えました。

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