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日本の電機産業 何が勝敗を分けるのか

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クリエーターになれなかった日本の電機

泉田良輔 氏

ソニーの「セル」は日本発のコンピューターを生み出す好機だった

 追い込まれてしまった日本の電機メーカーにも、実は「日本発のコンピューター」を提案するチャンスが何度かありました。

 その最大のチャンスは、ゲームのプラットフォームである「プレイステーション」です。そのなかでも特にプレイステーション3は、「Cell(セル)」と呼ばれるCPUを搭載しており、常時ネットワークに接続しているという前提のもとに開発されています。新しいコンピューターともいうべき最終製品だったわけです。

 意外かもしれませんが、ソニーの歴史は、コンピューターを開発し、挑戦するという歴史でもあります。プレイステーションは、ソニーがコンピューター・メーカーを目指した3度目の挑戦であり、これまでで最大のチャンスだったということができます。

 プレイステーションを開発したのは、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)です。社名にも「コンピュータ」という言葉が使われているように、SCEでは、その設立時から、ゲーム専用機を開発しながらも新しいコンピューターを生み出したいという意思が表明されていたのです。

 では、ソニーのコンピューターへの取り組みをさかのぼってみましょう。

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