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口コミから見るトレンドの深層

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今年のおせち商戦、食材虚偽表示やエビ高騰が心配

アジャイルメディア・ネットワーク 高柳慶太郎氏

 ソーシャルメディア上の口コミには、商品やサービスに対する消費者の素直な気持ちがそのまま表れている。それらは、企業が傾聴すべき消費者からのメッセージである。このコラムでは、毎回、話題になっている商品やサービスを取り上げ、口コミの分析からトレンドの深層を分析していく。

 早いもので、あと1カ月と少しで2013年も終わろうとしている。今回のテーマは、お正月の定番「おせち」である。

<b>「作る派」か「買う派」か、おせちに関する昨年の口コミの割合</b><br>調査期間:2012年9月1日〜12月31日、調査対象メディア:ブログ、調査ツール:口コミ分析ツール「ブームマップ」(以下同) 「作る派」か「買う派」か、おせちに関する昨年の口コミの割合
調査期間:2012年9月1日〜12月31日、調査対象メディア:ブログ、調査ツール:口コミ分析ツール「ブームマップ」(以下同)

 「おせち」といえば、以前は各家庭で作るイメージがあったが、「毎年、お正月に作るのは大変」「お正月のときくらい、ゆっくりしたい」といった口コミが多いことから分かるように、やはりおせちを作るのは大変と感じている人が多いようである。

 それに加えて、現在では百貨店、スーパー、コンビニなどの様々な場所でおせちを販売している。しかも、本格的な味が手軽に楽しめるため、「作る」のではなく「買う」人が増えてきている。

 昨年のおせちに関するブログ上の口コミを調べてみたら、およそ6割の口コミが「買う派」に分類される形であった。

 店頭での販売だけではなく、オンライン・ショッピング・サイトでのおせちの販売も活発になってきている。Yahoo!ショッピングや楽天市場などの大手ECサイトで、比較的早い時期から積極的におせち特集を展開していることも要因だろう。

食材虚偽表示の問題に「おせちを注文したくない」の声

 そんな「おせち買う派」の口コミを調べてみると、ニュースに敏感な消費者の姿を垣間見ることができる。

 最近、メニューの表示と異なる食材が使われていたという食材虚偽表示の問題が次々と明らかになっている。大手百貨店が販売したおせちに食材虚偽表示があったことも報道された。消費者も心配しているようで、Twitter上には、「偽装してそうで、おせちは注文したくない」「今年はおせち商戦偽装の影響でヤバそうだなー」といった発言が多くみられた。

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