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経営者が待望している未来のIT組織

ガートナー ジャパン 山野井聡氏

 今注目されるITワードを俎上に、そのトレンドとビジネスへの影響について解説していこうというのが本コラムの基本ルールであるが、前回チーフ・デジタル・オフィサー(CDO)を取り上げたところ、企業のIT組織の今後のあり方など、マネジメント寄りのトピックについても掘り下げてほしいというご要望を各方面から戴いた。そこで、今回は当初のルールから若干外れて、ガートナーが例年実施している、「世界のCEO向けサーベイ」の2013年度調査結果をヒントに、未来のIT組織のあり方について考えてみよう。

IT投資を単純に増やすCEOは少ない

 2013年度の調査では、世界各国の企業のCEO(あるいはそれに近いポジション)総数約400名を対象に、経営とITに関して様々なトピックを尋ねている。

 まず、世界のCEOの多くが、2013年から2014年を「ターニングポイント」ととらえ、戦略的優先度をコストカットから成長へとシフトしようとしている。実際、調査対象者の78%が、経済環境が依然として不透明な中にあっても、企業の成長への投資を計画している。

 とはいえ、IT投資については単純に増やそうという考えをもつCEOは少ないようだ。今回の調査では、2013年から2014年にIT投資を増やす計画のCEOは25%強にとどまる。また、CEOの回答結果を平均すると、IT投資の14%はまったくの無駄な支出と感じている。

 換言すれば、IT投資のメリハリをつけようというCEOが多数を占めるということだ。削るべきところは徹底して削り、セーブした予算をよりビジネス成果に直結できる挑戦的な領域に再投資する。こうしたサイクルを実現できるIT組織のリーダーが渇望されているということだろう。

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