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調べるチカラ 「情報洪水」を泳ぎ切る技術

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アマゾンも役立つ、グーグル以外のビジネス情報収集

イーパテント 代表取締役 知財情報コンサルタント 野崎篤志氏

 ちなみに検索エンジンをGoogleから変更せずに、検索結果を変える方法もあります。それはGoogleアカウントからログアウトして検索しなおす方法です。

 Googleをお使いの人は、Googleのアカウントでログインした状態で検索を行っているのではないでしょうか。Googleはアカウントごとに過去の検索ログなどを取得したうえで、パーソナライズした検索結果を返していますので、使えば使うほど、ユーザーの考えや意図にフィットしたものになる反面、自分の思考形態から外れたような情報がヒットしにくいというジレンマを抱えている状況です。

Amazonを検索エンジンとして利用する

 Amazonを検索エンジンとして使うの? と思われたかもしれませんが、Amazonには本・雑誌だけではなく、家電、パソコン、日用品、おもちゃ、食品・飲料などなどたくさんの商品に関する情報が収録されています。

 まずは調べたいテーマに関するキーワードを入力してみると、どのような本が出版されているのか、そのテーマに関する商品にはどのようなものがあるのか、そしてその商品を製造・販売しているのはどのようなメーカーなのか、その商品に搭載されている機能は、などなど多岐にわたる情報が得られます。

 ある製品動向について調べるのであれば、Googleなどの検索エンジンで調べるのももちろん良いのですが、Amazonでキーワード検索すると、

◆ 業界本・業界地図
 ● 紹介文を時系列に読むことで、その業界の変遷がつかめます
 ● 目次を確認することで、その業界における現在のホットトピックやキープレイヤー

が分かります

◆ 業界内企業の経営者本
 ● おそらく業界内の主要企業の名経営者と言われる方が書いた本であり、その経営者の考え方や経営者が在籍していた際の経営状況などが現場目線で確認できます。

◆ 業界の暴露本
 ● 業界についてあまり表には出てこないような裏話を知ることができます

◆ 製品に関連する雑誌
 ● 週刊誌などではなく、製品・サービスに関する専門雑誌を知ることができます

◆ 製品に関連する技術

◆ 実際に売られている製品の機能・スペック

◆ 製品の製造・販売メーカー

のようなまとまった情報を入手することができます。もちろん詳細を確認するためには書籍や雑誌を購入する必要はありますが。

 ちなみにAmazonは独自のA9という検索エンジンを開発していますので、Google検索と同じように入力したキーワードに関連するキーワードまで拡張して検索してくれます。

筆者のおススメ情報源ウェブサイトとその利用方法

 Googleのキーワード検索や画像検索、またBing、BaiduやAmazonなどの検索エンジン・検索機能を使って情報収集するのは「調べる王道」ですが、別途、自分オリジナルの情報源リストを持っておくことをおススメします。

 検索エンジンであれば、検索エンジンに収録されているすべての情報からキーワードで所望の情報を引っ張り出してきます。一方、あらかじめ収録されている情報の範囲が限定されているウェブサイトであれば、キーワード検索でもより効率的に情報を探し出すことができます。またキーワード検索でなくても、辞書を手でめくって該当の単語を探すように(若い世代の人は辞書を手でめくると言っても分からないでしょうか......)、ウェブサイト内のリンクをクリックしながら該当のページにたどり着くのでも構いません。

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