日本経済新聞 関連サイト

都道府県格差

記事一覧

意外?都会のほうが労働時間が短いワケ

橘木 俊詔 氏、造事務所

 そんな沖縄県では、非正規雇用率も男性が29.7パーセント、女性が59.1パーセントと高くなっています。

「都会はいそがしいが、地方はのんびり」のウソ

 ここまで、収入や雇用の安定性などをみてきました。いっぽう近年では、従業員に過度な長時間労働や上司への絶対服従を強いるような、いわゆる「ブラック企業」が問題視されています。いくら高収入だったとしても、心身がぼろぼろになってしまうような労働環境で働くことは、けっして幸福とはいえないと多くの人が考えていることでしょう。

 では、1カ月の労働時間が長い県と短い県を調べてみましょう。厚生労働省では「毎月勤労 統計調査」という、全国の毎月の労働時間と給与についての調査結果を公開しています。

 ただし、中小企業と大企業では雇用条件もいろいろと異なるので、このデータは、従業員が5人以上の事業所と、30人以上の事業所に分けて集計されています。

 2015年の「平均労働時間」をみると、5人以上の事業所で、最長なのは福島県で157.3時間、2位は岩手県、3位は青森県、4位は山形県、5位は宮崎県と、東北を中心に地方の県が目立っています。

 30人以上の事業所でも、1位は福島県で160.1時間、2位は長崎県、3位は青森県、4位は富山県、5位は岩手県と、東北の県が目立ちます。

PICKUP[PR]