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投資レジェンドが教える ヤバい会社

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「まじめなインターネット」銘柄を探せ!

レオス・キャピタルワークス代表取締役社長 藤野 英人氏

 会社の本質というものをこの目で見ることはできませんが、可視化された事象をつぶさに確認していけば、そこから優れた企業かどうかを見極めるヒントを得ることができます。今回は、ベンチャー企業の成功法則を見ていきます。

起業支援の仕組みが整ってきた

「まじめなインターネット」企業が伸びる 「まじめなインターネット」企業が伸びる

 私は、日本ではこれから魅力的なベンチャー企業が続々と登場してくるだろうと思っています。

 現在、起業のコストが驚くほど下がっています。

 昔は株式会社をつくるのに資本金が1000万円必要でしたが、今は資本金1円でもOKになりました。

 設備面でも、10年前ならサーバーの設置だけで数千万円もかかったものですが、クラウドサービスの登場により低コストで同等の利便性を享受できるようになっています。

 オフィスの賃料は下がっていますし、事業内容によってはシェアオフィスで机ひとつだけでも起業は可能でしょう。パソコン1台あればだいたいのことはできると考えれば、起業にあたってコストが足かせになるケースは、ずいぶん減っているのではないでしょうか。特に、スマートフォン向けのアプリなどを開発する技術を持っている人ならビジネスを始めるのは容易でしょう。

 また、起業家をバックアップする社会の仕組みも整ってきています。

 2000年前後に日本で新興株式市場が誕生して以降、現在までの間にいくつかの日本を代表するような会社が誕生しました。楽天、ディー・エヌ・エー、グリーなどは大きな雇用を創出し、就職人気企業として認知されるまでになっています。

 この約20年の間に、ベンチャー企業を取り巻く人々の間ではさまざまなナレッジが共有されるようになりました。ベンチャー企業の経営者だけでなく、証券会社やベンチャーキャピタル(ベンチャー企業への投資会社)など、ベンチャー企業を支援する側が、経営判断や投資判断のサポートを的確に行えるようになってきています。

 中には、これまでに成功したベンチャー企業でナンバー3やナンバー4の位置にいて「上場によって築いた資産を有望なベンチャーに投資したい」と考える"先輩経営者"もいます。彼らの知見が、今後誕生するベンチャー企業に活かされていくことも期待できるでしょう。

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