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北朝鮮対応進めば年末にドル高・日本株高の期待

経済アナリスト 田嶋智太郎氏

 8月31日付の日本経済新聞(朝刊)の紙面でも紹介されていたが、米アトランタ連銀が独自にまとめて公表している「Sticky-Price CPI(粘着価格指数)」というインフレ指標によれば、7月のCore sticky CPI(コア指数)は前月比年率で+2.7%とここにきて徐々に上向きに推移し始めている。この指標は、頻繁に価格が変わる品目を極力除いていることから、より物価の基調が把握しやすいとされる。

 また、8月発表分の「米雇用動態調査(JOLTS)」の結果(6月分)が一時的にも市場で材料視されたように、9月発表分の同指標(結果は7月分)も再び注目を浴びる可能性がある。米企業による「求人」や自発的な「離職」の件数が今後一段と増加すれば、もはや米国における賃上げの流れは本格化するものと考えられる。9月12日に発表される7月分のJOLTSも要注目である。

田嶋 智太郎(たじま ともたろう)

1964年生まれ。慶応義塾大学卒業後、現三菱UFJモルガン・スタンレー証券勤務を経て転身。転身後は数年間、名古屋文化短期大学にて「経営学概論」「生活情報論」の講座を受け持つ。金融・経済全般から企業経営、資産運用まで幅広く分析・研究。新聞、雑誌、Webに多数連載を持つほか、講演会、セミナー、研修等の講師や、テレビやラジオのコメンテーターとしても活躍中。主な著書に「財産見直しマニュアル」(ぱる出版)、「外貨でトクする本」(ダイヤモンド社)、「株に成功する技術と失敗する心理」(KKベストセラーズ)、「はじめてのFX『儲け』のコツ」(アルケミックス)、「日本経済沈没!今から資産を守る35の方法」(西東社)、「上昇する米国経済に乗って儲ける法」(自由国民社)など。

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