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8割捨てる!情報術

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「他人の頭」を使い、「自分の頭」で考える

理央 周 氏

 はじめの2つ、データとインフォメーションは、新聞やテレビ、ネットをはじめ、マーケティング調査、噂話など、さまざまな経路を通して入手できるもの、ある数値、ある事実です。つまり、いま既にあるもの、顕在化しているものです。

 後の2つ、インテリジェンスとウィズダムは、データとインフォメーションの背景や周囲にある潜在的な「何か」を発見し、工夫して次の行動に活かすもの、つまり、誰かが何かしら頭を使って加工したもの、あるいは自分で考え抜いて生み出すものです。

 といっても、これではあまりにも抽象的でわかりにくいので、超シンプルな事例で説明しましょう。私のクライアントだった製パン会社についての事例です。

(1)ネットのショッピング・モールで売っているラスクの売り上げが、なぜか毎週水曜日だけ、他の曜日より伸びている(データ
(2)そのショッピング・モールでは、毎週水曜日に売上ランキングを発表していた(インフォメーション
(3)水曜日は、売上ランキングを確認した来訪客が増えるので、それに伴って、ラスクの売り上げも伸びる。では増える来訪客に対して、何か販促施策を打てば、さらに売り上げが伸びるかもしれない(インテリジェンス
(4)水曜日は、他の商品も合わせて買うと送料無料になるサービスをやってみよう(ウィズダム


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