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「不採用理由」の真相とは? 

黒田真行 氏

相手企業に応じ、「しっかり伝える」ポイントを変える

 「省略すべき『重要でないキャリア』と、厚めに伝えるべき『重要なキャリア』をどのように選別するか。そのポイントは、応募先の企業によって変わってきます。しっかり伝えるべきは、『自分が自信を持っていること』ではなく、『相手が求めていること』です。

 例えば、IT(情報技術)業界で次のような経歴を持つQさんという人物がいたと仮定します。

● 入社1~3年目 法人向け営業として流通業界を担当
● 入社4~7年目 法人向け営業として医療業界を担当、グループリーダーも務める
● 入社8~11年目  事業企画部門に異動、新サービスを立ち上げる
● 入社12~13年目 経営企画部門に異動、海外企業のM&A(合併・買収)プロジェクトにも携わる
● 入社14年目~現在 海外現地法人に駐在し、マネジメントを行う

 Qさんが自信を持っているのは、『営業時代、流通企業大手から大型受注を獲得し、全社トップの売り上げを上げた』『自ら企画した新サービスで売り上げ3割増加』『海外現地法人のマネジメント経験』だとして、それらの経験や実績数字などをびっしり経歴書に盛り込んだとしましょう。

 しかし、それらが非常に優れた成果やノウハウであるのが事実だとしても、相手企業がそれを重視していなければ、『すごいですね』と評価はしてもらえても採用には至りません。

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