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転職に向いている人 転職してはいけない人

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「経歴はカンペキ」なのに不採用

黒田真行 氏

 面接はコミュニケーションです。一方的にしゃべり続けていては相手に伝わりませんし、「この人は、話が長い、くどい......コミュニケーションが苦手な人」と判断される恐れがあるので注意が必要です。」

 ――経験豊富なミドル層こそ、自身の魅力を簡潔に伝える練習をしたほうがいいのかもしれませんね。

 「その通りです。せっかくの経験、スキルなのですから、ぜひ効果的にアピールしてほしいですね。

 そしてもう一点、気を付けたほうがいいと思うのは『態度』です。一次面接など選考過程の初めの方では、若手の人事担当者が出てくるケースがあります。そんなとき、一気に尊大な態度を取ってしまう方が意外に多く、驚かされることがあります。椅子の背にもたれる、腕を組む、脚を組む、『~だよね』などくだけた言葉遣いになる......などなど。人事担当者が若い方だとつい油断してしまい、無意識のうちに自分の部下と接しているような態度が出てしまう。そういうことは、避けていただきたいですね。

 こう言ってしまっては身も蓋もありませんが、最終的には『人柄』が採否に大きく影響することは間違いないです。年齢に関係なく、人間らしい愛嬌がある方は、経歴うんぬんよりも『この人と一緒に働いてみたい』と思ってもらいやすい。この人が入社したら、チームが明るくなりそうだな、ちょっとしんどい仕事も嫌がらず笑顔でやってくれそうだな、などと、入社後のイメージが湧きやすくなるようです。

 一方で、経験やスキル、専門能力がどれほど高かろうとも、『人間味や愛嬌が感じられにくい』方は、結果的に企業から敬遠されがちです。既存社員とうまくコミュニケーションを取れると思えず、活躍できるイメージにつながらないようです。

 企業の役員クラスなど、ポジションが高い人ほど、若手に対してもていねいで礼儀正しい人が多いと感じます。『実るほど こうべを垂れる 稲穂かな』―長く活躍し続けてきたミドル世代の方々にこそ、ぜひこの言葉を心に留めていただければと思います」(柴田教夫氏)。

黒田真行 著 『転職に向いている人 転職してはいけない人』(日本経済新聞出版社、2017年)「第5章 転職活動を成功させる方法」から

黒田真行(くろだまさゆき)

1965年生まれ。1989年、関西大学法学部卒業後リクルート入社。B-ing、とらばーゆ、フロム・エーの関西版編集長などを経て、2006年から8年間、転職サイト、リクナビNEXTの編集長を務める。2011年以降は、メディア事業と人材紹介事業の再編に関わり、転職市場のデータベース化とプラットフォーム化を推進してきた。2014年6月、株式会社リクルートキャリアを退職。中途採用市場の積年の課題であった「ミドル世代の適正なマッチング」をメインテーマと設定し、ルーセントドアーズ株式会社を設立、代表取締役に就任。

転職に向いている人 転職してはいけない人

著者:黒田真行
出版:日本経済新聞出版社
価格:1,512円(税込)

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