日本経済新聞 関連サイト

転職に向いている人 転職してはいけない人

記事一覧

「経歴はカンペキ」なのに不採用

黒田真行 氏

いくら話したいことが多くても、面接でしゃべりすぎない

 ミドル・シニア世代1000人以上の転職を実現してきた株式会社リクルートキャリアのベテラン転職コンサルタント・柴田教夫氏にも、「希望通りの転職ができない人」の傾向と対策を聞いてみました。「私の経験値からですが、面接で落ちてしまう方の多くは『雄弁すぎること』がボトルネックになっているケースが多いようです。

 例えば、『最初に自己紹介をお願いします』と言われて、20分以上、延々と話し続けてしまう方がいます。特にミドル世代以上の方々は、経験が豊富なだけに、自分をPRしようとあらゆる経験をすべて話したいという心理が働くのでしょう。話さなければ伝わらないと思うかもしれませんが、聞く側からすれば、限られた面接時間で自己PRだけで長時間を割かれると『しんどい』のが実感だと思います。

 1つの質問への回答は、長くても3分以内。しかも、冒頭の自己紹介は名前と簡単な経歴紹介で十分、できれば1分程度で済ませたいところです。自己紹介やPR、職務経歴紹介など、聞かれそうな質問には、1~3分で答えられるよう準備しておくとよいでしょう。

 そして、重要なポイントがもう1つ。あくまで『聞かれた質問にだけ答える』ことです。あれもこれも話したくなるでしょうが、ぐっとこらえながら質問の要点をとらえ、できる限り簡潔に回答するよう心がけてください。

 相手がもっと深く聞きたいと思ったら、必ず深掘りした質問が出されますから、そのときに深く話せばよいのです。そのほうが、会話のキャッチボールが生まれます。どうしても話しておきたいことがおありの場合は、まずは簡潔に要点を答えた上で、『もう少し補足説明させていただいてもよろしいですか?』と聞いてみるといいでしょう。

PICKUP[PR]