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石川善樹の「脳とうまく付き合う法」

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複雑なものを、複雑なまま、ビジュアルに!

電脳クリエイターの出雲翔氏に聞く

予防医学者 石川善樹氏

料理とは10種の食材を組み合わせること

石川 すると、どんなことが分かりましたか?

出雲 まず「和食」をシンプルに可視化してみると、次のような構造になっていました。

石川 この図はどう見ればいいでしょうか?

出雲 横軸が「食材数」、縦軸が「レシピ数」を表しています。

石川 ということは、つまり......

出雲 つまり、和食は10個の食材を使ったレシピが最も多いのです。次にイタリアンを調べると、やはり中央値は10個。さらにフレンチ、中華、米国など主要国の料理は、ほぼ10個の食材でできているということが、ビジュアル化によってわかったのです。

石川 面白いですね!ということは、先ほどの「料理とは何か」という問いに対して、次のような考えができますね。

 Q. 料理とは何か?
 A. 無数の食材の中から、10種類の食材を組み合わせることである

出雲 はい、これは極めてシンプルな可視化ですが、「料理とは何か」という問いに対し、1つの明快な答えが導き出せるわけです。

石川 すると次なる疑問は、「ではそれらの食材はどのように組み合わされているのか?」ということになります。

出雲 それに対してはまだよくわかっていないのですが、少なくとも西洋料理については、「フード・ペアリング理論」が当てはまると指摘されています。

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