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石川善樹の「脳とうまく付き合う法」

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複雑なものを、複雑なまま、ビジュアルに!

電脳クリエイターの出雲翔氏に聞く

予防医学者 石川善樹氏

 予防医学者の石川善樹氏がさまざまな分野のエキスパートと対談しながら、脳とうまく付き合う方法を探る連載シリーズ。第19回のお相手は石川氏らが創業した研究開発型ベンチャーに所属する電脳クリエイター、出雲翔氏です。「ビッグデータ×ビジュアル化」のトップクリエイターとして、世界的に活躍する出雲氏。ビッグデータや人工知能(AI)が技術革新をけん引する時代に、なぜビジュアル化が必要なのか、ビジュアル化で何が変わるのか、聞きました。

データを使い「新しい視点」を提供

石川 善樹氏(いしかわ よしき)<br>

1981年広島県生まれ。東京大学医学部健康科学科卒業後、ハーバード大学公衆衛生大学院修了、自治医科大学で博士(医学)取得。「人がより良く生きるとは何か」をテーマとして、企業や大学と学際的な研究を行う。専門分野は、予防医学、行動科学、計算創造学など。講演や、雑誌、テレビへの出演も多数。NHK「NEWS WEB」第3期ネットナビゲーター。著書に『ノーリバウンドダイエット』(法研)、『うかつに仕事をはじめるな』『疲れない脳をつくる生活習慣』(ともにプレジデント)、『最後のダイエット』『友だちの数で寿命はきまる』(ともにマガジンハウス)など。 石川 善樹氏(いしかわ よしき)
1981年広島県生まれ。東京大学医学部健康科学科卒業後、ハーバード大学公衆衛生大学院修了、自治医科大学で博士(医学)取得。「人がより良く生きるとは何か」をテーマとして、企業や大学と学際的な研究を行う。専門分野は、予防医学、行動科学、計算創造学など。講演や、雑誌、テレビへの出演も多数。NHK「NEWS WEB」第3期ネットナビゲーター。著書に『ノーリバウンドダイエット』(法研)、『うかつに仕事をはじめるな』『疲れない脳をつくる生活習慣』(ともにプレジデント)、『最後のダイエット』『友だちの数で寿命はきまる』(ともにマガジンハウス)など。

石川 前回の対談(「もうける」とは次の世代を光り輝かせること)で、若い世代を育てることが自分の使命だと宣言しましたので、今回はさっそく、期待の「まうけの君」を紹介します(笑)!

出雲 恐縮ですが、よろしくお願いします(笑)。

石川 出雲さんは若干27歳ですが、「ビッグデータ×ビジュアル化」の分野では、日本のトップクリエイターの1人と言ってよいでしょう。ビジュアル化することで何ができるようになるのか、今日はじっくりお聞きしたいと思っています。

出雲 よろしくお願いいたします!

石川 まず出雲さんの肩書は「電脳クリエイター」ということで、どんな意味が込められているのでしょうか。

出雲 変わった肩書にみえますが、「学問×産業×文化」という3つの領域を横断した活動を行っています。

石川 具体的にはどんなことをされていますか?

出雲 一言でいえば、データを使って「新しい視点」を提供することです。

石川 たとえば、どんなことでしょうか?

出雲 データの構造に関して、とても身近な例でいうと、「貯蓄」があります。ちなみに日本人の平均貯蓄額(1世帯当たり)っていくらぐらいだと思いますか?

石川 んー、どれくらいでしょうか?

出雲 総務省(家計調査報告、2016)によると、なんと「1820万円」とのことです。

石川 え、それは多すぎないですか?!

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