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「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則

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不意の訪問客に「ノー」と言えるか

メリル・E・ダグラス & ドナ・N・ダグラス

 他人によって邪魔されることは、いわば仕事の一部である。オフィスの外から入り込む相当数の邪魔に加えて、上司や同僚たちがまた、こちらの計画にはない用件を押しつけてきて、貴重な時間と注意を奪おうとする。ついては、次の提言を考えてみることを勧めたい。

積極性レベル1《机の配置一つで邪魔を撃退》

「ノー」と言える勇気が大事 「ノー」と言える勇気が大事

 自分の姿勢を修正することである。邪魔がはいるたびにあわてるのではなく、それを単に仕事の一部だと受けとめる。そうすれば、そういらいらすることもなくなり、事態をコントロールすることが前よりも上手にできるようになる。

 邪魔をすべて排除することはできない。その多くは必要な用事であり、中にはかなり重大なものもある。しかし、他人から邪魔される時間を短縮することができれば、問題は半分解決したも同然である。

 オフィスの模様替えをしてみよう。その結果は、ふらりと立ち寄る客の気を挫くことになるか、彼らがこちらの時間をもっと奪うことになるかのどちらかである。余分な椅子は片づけること。腰かけられなければ、そう長居もしていられなくなる。会議の長さは椅子の坐り心地のよさと直接関係があるということを、あるマネジャーがいみじくも言っている。椅子がなければ、用件にしろ、ムダ話にしろ、早目に切りあげられるはずである。

 余分な椅子を片づけると同時に、調度品も並べかえる。まず机の位置を替えて、通り道と向き合わないようにする。「正面」は「横」や「後ろ」よりも人の足を止めさせる。それから、自分からも客からもよく見える場所に、大きな時計をかける。時計が見えていれば、いやでも時間の早さを思い知らされるし、時々ちらっと時計を見て、自分が時間を気にしていることを知らせる手もある。

 また、可能な限りは、オフィスの外で人と会うようにする。廊下、応接室、会議室などを使うとよい。そのような場所ではあまり雑談は出ない。会いたいという電話がかかってきたら、こちらから進んで出向くことである。そうすれば、辞去する時間をある程度自分でコントロールすることができる。

 もちろん場合によっては、オフィスでのこまごました話も仕事の一部だ。たとえば弁護士などは、依頼人の気持ちをほぐすために雑談させたがる。そうしたムダ話の価値を判定できるのは、結局、自分だけである。要は、自分の目標は何かということを知ることである。オフィスの模様替えは、果たして目標を達成しようとする自分の努力に寄与するだろうか、それとも妨げになるだろうか?

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