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デジタル変革マーケティング

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「デジマ=出島」デジタル変革への誤解

横山隆治氏 内田康雄氏

 一方、日本企業は今、CMO機能として、事業横断で消費者・顧客データによるマーケティングを推進する必要があります。これは必ず事業部のラインより上のポジションで統合し、指揮しなければなりません(図表2)。

図表2 CMOが担うユーザー視点のデータマーケティングとCMOへのプロセス 図表2 CMOが担うユーザー視点のデータマーケティングとCMOへのプロセス

 誰が、そこをやるのでしょうか? やはりCEOかCOOがそこを担って、先に進まなければいけないでしょう。CMO設置をどうするかで時間を使うくらいなら、ユーザーデータマーケティングを推進するために、社長自らが動くべきです。なぜなら、これを推進するには広告マーケティング部門、情報システム部門、広報部門、CRM部門など多くの部門を同じ方向のもとで指揮しなくてはならないからです。間違いなく、経営トップの力でなければ動かないことなのです。

 そのためにも経営者は本書が標榜している「マーケティングダッシュボード」「事業ダッシュボード」「経営ダッシュボード」を構築して、自らがそれをウォッチして判断・指揮していく必要があるでしょう。

 経営企画室の喫緊の課題として、経営トップの「デジタル変革」戦略構築と、その宣言、経営ダッシュボード構築によるデータドリブン(データ志向)文化の導入があります。

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