日本経済新聞 関連サイト

石川善樹の「脳とうまく付き合う法」

記事一覧

理想のオフィスは「洛中洛外図」に学べ!

妙心寺副住職、マインドフルネス講師の川上全龍氏に聞く

予防医学者 石川善樹氏

 予防医学者の石川善樹氏がさまざまな分野のエキスパートと対談しながら、脳とうまく付き合う方法を探る連載シリーズ。第14回のお相手は、禅僧であり、マインドフルネスの講師でもある川上全龍氏です。僧侶の家系に生まれ、米大学で宗教学を学び、帰国後は妙心寺春光院の副住職に就任。ハーバード大やマサチューセッツ工科大など名門大学の学生や、グローバル企業の経営者ら年間5000人に禅の指導を行っています。今回の対談ではビジネスパーソンの生産性に焦点を当て、集中力の上がるオフィスのあり方や、日本美術に学ぶ全体像の捉え方など、ユニークな議論が展開されました。

神社やお寺はアイデアが湧きやすい

石川 善樹氏(いしかわ よしき)<br>

1981年広島県生まれ。東京大学医学部健康科学科卒業後、ハーバード大学公衆衛生大学院修了、自治医科大学で博士(医学)取得。「人がより良く生きるとは何か」をテーマとして学際的な研究を行う。専門分野は、予防医学、行動科学、計算創造学、マーケティング、データ解析等。講演や、雑誌、テレビへの出演も多数。NHK「NEWS WEB」第3期ネットナビゲーター。著書に『ノーリバウンドダイエット』(法研)、『疲れない脳をつくる生活習慣』(プレジデント)、『最後のダイエット』『友だちの数で寿命はきまる』(ともにマガジンハウス)など。2017年2月下旬に新著『うかつに仕事をはじめるな』(プレジデント)を出版予定。 石川 善樹氏(いしかわ よしき)
1981年広島県生まれ。東京大学医学部健康科学科卒業後、ハーバード大学公衆衛生大学院修了、自治医科大学で博士(医学)取得。「人がより良く生きるとは何か」をテーマとして学際的な研究を行う。専門分野は、予防医学、行動科学、計算創造学、マーケティング、データ解析等。講演や、雑誌、テレビへの出演も多数。NHK「NEWS WEB」第3期ネットナビゲーター。著書に『ノーリバウンドダイエット』(法研)、『疲れない脳をつくる生活習慣』(プレジデント)、『最後のダイエット』『友だちの数で寿命はきまる』(ともにマガジンハウス)など。2017年2月下旬に新著『うかつに仕事をはじめるな』(プレジデント)を出版予定。

石川 こんにちは!

川上 1週間ぶりですね(笑)。先日、この連載にも登場されたJINSの井上一鷹さん(「再定義」こそ究極のイノベーション)と原宿を歩いていたら、なんと石川さんにバッタリ出会いましたね。

石川 いやー、本当に偶然でしたね。「こんなチャンスはない!」ということで、あの時はカフェで小一時間ほど話しましたが、今日はその続きをしたいなと思いまして。

川上 はい、「空間」の話でしたね。

石川 そうなんです、「理想的なオフィス空間」について、最近よく考えるのですが、どうも寺や神社にその秘訣があるんじゃないかと思ってまして。

川上 そうでしたね、ぜひ話しましょう!

石川 まず経緯から話すと、僕のオフィスは原宿にあるので、近くの明治神宮によく行くんですが、鳥居から本殿まで歩いていると、すごくいろいろなアイデアが湧いてくるんですよ。リラックスしながら集中もしているというか。オフィスにいる時とは全然違います。「これは一体何なんだろう?」と不思議に思ったんです。

川上 確かに、神社やお寺の空間にはそういうところがありますね。

石川 そういう個人的な体験もあるのですが、一方で企業の方から、「生産性の上がるオフィスってどんな空間ですか?」とよく相談されます。そういう話を聞くと、「なんだ、オフィス空間の正解って、まだないんだ!」と面白くなり、かれこれ2年くらい、考え続けてきました。

PICKUP[PR]