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「ベテラン社員」がイキイキ動き出すマネジメント

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「年上部下」から意見をもらえれば本物

組織開発コンサルタント 片岡裕司 氏

 部下全員が年上という組織の運営に奮闘する課長の若井正さん。尊敬する田中部長に、年上部下との向き合い方についてアドバイスを求めたところ、「人を活かすのがおまえの仕事だ」と渇を入れられます。と同時に、「仕事年表」という武器をもらい、年上部下との悩み共有を試みることにしました。

名参謀、登場!

 若井です。並木さんに営業第3課の未来についてどう考えているか相談してみました。

 並木さんは、中長期で安定的な売上を上げていくには、利益率が高い大型商品の販売だけでなく、利益率は低いが、安定的に稼げるメンテナンス商材の販売に力を入れるべきではないかと言ってきました。

 並木さんの提案は、わが社の長年の課題です。毎月の予算を達成するために、利益率の高い商材で何とか帳尻を合わせることが続いているのは事実です。

 しかし、それらの商材は売ったら終わりの一発もの的な側面もあり、絶えず新規開拓が求められるという悪循環に陥っていました。

 安定した売上の土台となり得るメンテナンス商材について戦略的に取り組みながら、短期の目標もクリアしていくことは簡単な話ではありません。

 私は思い切って並木さんに尋ねてみました。

 「どうすればそうできますかね。わが社の積年の課題かと」

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