日本経済新聞 関連サイト

3語で学ぶ会計

記事一覧

会社分析の有効ツール「キャッシュフロー計算書」

公認会計士・税理士 山田咲道 氏

 マナブさんは、資金繰表が会社のキャッシュの回し方を考えるための重要な書類であることを勉強しました。しかし、それは決算書には入らないと聞いて、少し混乱します。そのかわりに入るのがキャッシュフロー計算書。これで、手元にあるキャッシュと利益の関係がわかります。

資金繰表とキャッシュフロー計算書はちがいます

マナブ 資金繰表って決算書として発表しないんですか? 会計の書類なのに。

山田 それが入らないんですよね。

マナブ じゃ、決算書には資金繰りに関係する書類は入らないんですね。

山田 それが、そうじゃなくて、キャッシュフロー計算書っていうのが入るんですよ。これは、いま手元にあるキャッシュと利益がどういう経緯で、ちがいが出たか、その相関関係を表すもの。たぶん、口で言ってもわからないだろうから、3つの書類を単純な図にして説明しますね。キャッシュフロー計算書を説明するときは、損益計算書と資金繰表を並べるとわかりやすいですよ。まず、損益計算書(1)から。この会社の1年間の売上は2000万円です。仕入には1000万円かかって、経費に500万円使いました。だから、利益は500万円。わかりやすいですね。

(1)損益計算書 利益は出ている

マナブ 大丈夫、これはわかります。

山田 でも、この会社なぜか倒産しちゃった。それを資金繰表(2)で表してみましょう。まず元手として現金1000万円持ってました。それで1000万円を仕入に使いました。そして、2000万円で売りました。でも、これが売掛金だった。資金繰表には実際にお金の動きはまだないから、書かない。その入金がある前に、人件費を500万円払わなきゃいけない。その時点でマイナスになる。ここまでは、いいですね。

(2)資金繰表 お金はどうなっている?

マナブ はい、すごくわかりやすいです。

この記事は会員限定コンテンツです。
続きを読むには、日経BizGateに会員登録(無料)してください。

最初に日経IDを取得し、その後日経BizGateに利用登録します。
おすすめ記事やキャンペーンをお知らせするメールマガジンもご利用ください。

すでに登録済みの方はログインしてください。

今すぐ登録 ログイン

PICKUP[PR]