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激化する採用戦線 中小企業の戦い方

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エントリーシートに「志望動機」いりますか?

採用コンサルタント 谷出正直氏

 中小企業の新卒採用の支援をしていると、「エントリーシート」で何を聞けばいいのか、という質問をよく受けます。企業の選考を受ける時に、学生が提出するエントリーシートは、非常に学生を悩ませます。これだけではなく、説明会に参加するため、「履歴書」や「エントリーシート」の提出を求める企業もあります。しかし、この「エントリーシート」、果たして必要なのでしょうか?

「説明会に履歴書」は参加のハードルをあげる

 リクナビやマイナビなどの就職サイトから募集をかけると、エントリーした学生の名前や連絡先、電話番号やメールアドレス、住所、学校・学部などの基本的な学生情報を得ることができます。

 もし、こういった就職サイトを使わないとしても、企業と学生の最初の接点の際に、情報を得ることができます。自社の採用ホームページで学生自身による登録、学内や学外での合同企業説明会時に学生から直接、受け取ることになります。

 学生を説明会に呼ぶ時点で、履歴書やエントリーシートを持参させる企業があります。中小企業に履歴書は本当に必要でしょうか。仮に理系の技術職希望を採用したい、女性を重点的に採りたい、など理想ターゲットがあるとしても、それは説明会に案内する優先順位づけで実現できます。

 このスタイルは、あくまで「企業が学生を選ぶ」という考えから生まれています。説明会を「自分たちのことを知ってほしいからきてください」という思いで開催するなら、最初に履歴書を提出させる必要はありません。逆に学生に知ってもらえない、出会えないことの多い中小企業の場合、いたずらに学生にとって説明会への参加のハードルをあげることになります。

 履歴書は、学生の負荷がかかります。だいぶ減りましたが「手書きで書くべきだ」という神話はまだ消えていないし、写真もきちんとしたスタジオで撮れば費用も高くなります。

 また、もう1つの神話もあります。履歴書そのものは、100円ショップで売られているものもありますが、「学校指定の履歴書」のほうが、企業から評価されやすい、という話があります。校章の入った学校指定のものは、志望動機や学校時代に力をいれたもの、というように、ほぼエントリーシートに書くような欄が非常に多いのです。

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