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スマホやSNSも、ミャンマー消費活況

日本貿易振興機構(JETRO)海外調査部アジア大洋州課 課長代理 水谷 俊博氏

 アウン・サン・スー・チー氏が率いる国民民主同盟(NLD)へのスムーズな政権移譲に注目が集まるミャンマー。国民は同氏にさらなる変革を求めるが、2011年からテイン・セイン大統領が主導した民主改革により、この5年間でミャンマーが大きな発展を遂げたのも事実だ。スマホでおしゃべりする若者、ミニスカート姿で買い物に興じる女子学生など、軍政時代にはほとんど目にしなかった光景に出くわす機会も増えた。5,000万人超の市場を見据え、多くの日本企業もミャンマーを目指す。同国の最新ビジネス事情に迫る。

20年で8倍に拡大した日本とミャンマーの貿易

 図表1と図表2は、日本とミャンマーの貿易額とシェアの推移を品目別に示したものだ。日本からミャンマーへの輸出は、1995年は1億5,638万ドルだったものが、2015年には10億6,620万ドルと、この20年で6.8倍に拡大した。一方、日本のミャンマーからの輸入は、1995年は9,347万ドルだったものが、2015年には8億6,448万ドルと、この20年で9.2倍に拡大した。日本とミャンマーの貿易総額(輸出入の合計)はこの20年間で7.7倍に拡大したことになる。

図表1 日本のミャンマーへの品目別輸出額とシェアの推移 出所:Global Trade Atlasより筆者作成。 出所:Global Trade Atlasより筆者作成。

図表2 日本のミャンマーからの品目別輸入額とシェアの推移 出所:図表1に同じ。 出所:図表1に同じ。

 日本からの輸出(2015年)は、輸送機械(63.9%)、一般機械(12.3%)、電気機器(4.7%)が中心で、これら3品目で輸出全体の約8割を占める。日本への輸入(2015年)は、衣類・布帛製品(59.5%)、履物(12.8%)、衣類・ニット製品(7.6%)が中心で、これらの縫製品などの3品目で対日輸出の8割を占める。

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